ところが、一向に喘息は治らず、むしろ悪化していった。
そんな中、ある本に歯の金属がアレルギーに関係すると書かれていた。
ちゃんと入れてもらっていた前歯の差し歯を上下外してもらった。
前歯を外すときには、歯医者さんは「うーむ、これは取らないほうが・・・。」と唸った。
僕は喘息の苦しみから逃れられるのならと、一縷の望みにかけた。
それが間違いの始まりだった。
今では前歯が4本無いに等しい。
新しく通い始めた歯医者では高価なセラミック歯のブリッジにした。
ところが1年もしないうちに歯周病で入れ歯を強要される。
奥歯も同じ結果を辿った。
総額で50万円を超える治療費だった。
それが全てパーになった。
謝罪の言葉一つない。
当たり前のように入れ歯の型取りが始まった・・・。
今から思うと、僕の判断ミスだった。
歯医者を変えてみようと、ネットのHPを検索したのが間違いの始まりだった。
その歯医者は有名らしかった。
待合室には本人の新聞記事を切ったのが貼られていた。
数々の証書も待合室も診察室にもある・・・。
でも、良く見ると、たいした証書でもなく、アホらしいものばかりだった。
セラミックならアレルギーが出ないだろうろ言うのは間違いだと気づいた時はもう遅かった。
保険の効かない超高価なセラミック歯も金属の裏打ちがある。
それに気がついたときには、詐欺に会った気がした。
そんな説明は全然なかった。
おかしいと思ったことはあった。
保険の効かない治療の説明の時だけ、一番奥の衝立で仕切った椅子に促される。
長々と説明があるが、カネの話が主。
喘息で苦しんでいる人に言いたいことがある。
口の中の金属は問題にしないほうがいい。
アマルガムは論外だが、セラミックに換えても問題は解決しないと思う。
以上が僕の経験からくる失敗に基づく提案だ・・・。