耳鼻科で指摘を受けた記憶はないが、鼻詰まりからそれはわかる。
「鼻中隔湾曲症」という病名を初めて知ったのはもう40年以上前だ。
TBSラジオの「パックインミュージック」で北山修という人がしゃべっていた。
なんでそんな昔のことを覚えているかというと・・・。
その時期は浪人中だった。
高校を卒業してすぐに蓄膿になった。
鼻をかんでもかんでも鼻汁が止まらなかった。
蓄膿だと診断されて、耳鼻科に行くと鼻にゴムチューブを入れて水道水で洗うのだ。
治る病気ではないと知ってからは医者へ行かなくなった。
そんなおり、深夜放送で、医者でもある北山修さんの言葉に救われた。
病名がはっきりしたのである。
それから、40年以上が経った。
当時、僕の家は滋賀県の大津市にあった。
予備校は京都まで通った。
その京都駅に近いところに「北山医院」があった。
北山修さんの父親が開業していた。
そんなこんなで、京都府立医科大学へ通う彼の言葉を信じた。
鼻をかむとき、片方を閉じてかむと、あまり鼻汁は出ない。
でも、両方一緒にかむと鼻汁はよく出やすい。
これは鼻中隔が片方へ寄っているせいだと思う。
蓄膿症は今では「副鼻腔炎」という。
僕の副鼻腔炎も鼻炎も、この鼻中隔湾曲が原因ではないかと疑う。
2年ほど前に耳鼻科へ行ったが、そんな病名は出なかった。
鼻中隔湾曲症を治すには手術しかないようだ。
積極的に手術をしない医者はそんな病名は言わないだろう・・・。
この鼻詰まりが治れば、後鼻漏もなくなって、喘息も一気に治りそうだが・・・。