2015年09月23日

鼻呼吸と口呼吸

大気汚染物質、特に排気ガスは喘息患者にとって最も怖いものだ。
僕はハウスダストよりも怖いと感じている。

口呼吸でこれらが直接気道に入る。
それで呼吸は鼻からすることにした。

それで、2年間はよかった。
嘘のように喘息の発作がなくなった。

2年を過ぎる頃にまた発作に苦しめられるようになった。

確かに、鼻呼吸だと、汚染物質が鼻毛や鼻の粘膜にくっついてしまう。
それを鼻水や鼻クソと一緒に外へ出す。
アレルゲンが気道から直接入ってこないので、気管支粘膜でのアレルギー反応から解放されていた。

なぜ、それが2年で切れたのか?

つまりは、アレルゲンを極力排除した。
そのせいで、身体がアレルゲンを敵だと認知している。
このままだと戦闘が続く。

口呼吸はどうだろう?
口から汚染物質が気道に入る。
だが、口の中にも少なからず残る。
これが唾液と混ざって無意識のうちに飲み込んでいる。

飲み込んだ汚染物質は食道・胃・腸に届く。
腸粘膜では免疫細胞が活発に身体に必要なものと不必要なものとを区別する。
敵対するものにはアレルギー反応。

だが、これが毎日毎日極少量が入ってくると・・・。
腸の免疫細胞がだんだん疲れて寛容になる。
つまり、いちいち反応していれば身体がもたない。
最終的には、免疫細胞が気管支粘膜に「これは反応しなくてもいい物質だ」と指令を送る。
こうなれば、しめたものだ。
もう闘わなくていい。

僕はアレルゲンを口からではなく鼻から吸うことで気管支粘膜のアレルギー反応を抑えてきた。
これは、正しいことではあるが、解決方法としては物足りない。

「口呼吸を鼻呼吸にすればいい」という本もあるが・・・。
間違いではないが正しくない。

アレルゲンと闘ってはいけない。
アレルゲンには寛容性をもって一生付き合わねばならない。

そのためには、口呼吸も必要。
だいたい、完全な鼻呼吸なんて無理。
かといって、鼻呼吸に縛られることもない。

排気ガスの埃を毎日飲み込むという破天荒な荒治療も考えた。
でも、今まで通りに口呼吸でいいなら簡単だ。

僕のように喘息にCOPDの慢性気管支炎も併発しているなら、アレルゲンを早く腸の免疫細胞に覚えさせる。
妥協が完治につながればいいが・・・。

免疫寛容はやっぱり大事な理論。

以前から感じていてことでもあるが・・・。
タバコを吸う喫煙者は何故に自分の煙に反応しないのか?
喫煙者が喘息や気管支炎になるのは症状が重くなってからだ。

それ以前に何故に・・・。

喫煙でタバコの煙はまず口に入る。
鼻からタバコを吸う人はいない。

口に入った煙は口の粘膜やら唾液に混じって飲み込む。
それらは腸に達する。
ここで経口免疫寛容が起きる。

僕は禁煙してもう10年以上になる。
煙に超敏感になった。
鼻の粘膜に煙が付着すると脳が指令をだして気管支を狭くするようになった。

これも異常なこと。
なんとかしたい。

煙はタバコだけではなく野焼きやバーベキューのようなアウトドアにもある。
煙だけを食べることはできないので、燻製を探したこともあるくらいだ。

結局は、無添加の燻製は手に入らないし、あっても高価。
posted by ままちゃん at 20:06| Comment(0) | 僕の仮説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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