自然食だ。
しかし、本当に自然食だろうか?
最近の野菜はハウスものが多い、いや、ほとんどがそうだ。
ハウスでは虫が付かないから農薬はいらない。
と、思うのは間違いだと気づいた。
ハウスの中は温か過ぎると窓を開ける。
つまりは、外気が入る。
ハウスこそ農薬が必要だという農家。
何故なら、ハウスの中で虫が発生すると手がつけられないのだと言う。
虫の天敵のいないハウスの中は虫の天国らしい。
お米は農家から直接買っている。
その農家もおじいちゃんとお父さんが亡くなった。
サラリーマンのお婿さんが田植えをする。
去年は稗と粟が稲よりも大きく育ってしまった。
一本一本抜けばいいが、そこは若者。
そのままにしておいて、結局、収穫は断念。
聞くところによると、田植えが済んでから除草剤を一気に撒く時期があるという。
その時機を逸するとこうなるらしい。
なんのことはない、僕達が食べていたお米は除草剤やら殺虫剤やらのてんこ盛りだった。
梨農家から柴犬を貰い受ける人がいた。
その犬は生まれてから何年もフィラリアの予防をしていない。
何故フィラリアの予防をしなかったのかを聞くと、
「うちは梨園で農薬を使うから蚊がいないんだ。」
確かに、梨園では真っ白になるくらいに農薬を撒く。
リンゴでもそうだ。
有機バナナが売っているということは、普通のバナナは農薬バンバンだろう。
じゃあ、野菜と果物はどこで手に入れればいいのか?
野菜のかわりに野草はどう?
我が家の庭にはブラックべりーが成る。
ブラックベリーは熟しても酸っぱいので小鳥は食べないし虫もつかない。
ブルーベリーは甘いから小鳥や虫にやられる。
おっつけ、農薬は欠かせない。
要するに、甘い果物は要注意。
野菜と果物は自然でいいとは思えない。
裏の農地で野菜を作っているおっちゃんに貰う野菜は安全。
お金は受け取らないだろうから、ペットボトルのお茶でも用意しておこうかな。