2016年06月05日

麻黄の副作用

小青竜湯も葛根湯も麻黄湯も生薬の「麻黄」がその主体。
麻黄の気管支拡張作用で喘息が制御される。
その間に「後天性免疫寛容」で気管支のアレルギー反応をなくする。
高槻の松本先生の持論に従っている。

僕も生薬の麻黄の入った漢方を飲み始めて急速に喘息の症状が改善した。
でも、漢方にも副作用がある。

麻黄は交感神経を賦活する。

まず、頻尿。
夜中に5回はオシッコに行く。

それから、不眠。
僕は 寝付きはいいので、朝早く目が覚める。
6時過ぎに起きだしていたのが、最近は5時に目が覚める。

それから、発汗。
まだそれほど気温が上がらず暑いと感じることはあまりないが・・・。
発汗の多い人には麻黄は禁忌らしい。

僕の発汗には特徴がある。
脇の下にポトリ・ポトリと落ちる・・・。
この発汗は冷や汗だろうか?

もう42年前のこと、大学入試で数学の試験中。
「あと10分です。」試験官の声。
答案を見直していると、間違いに気付いて消しゴムで消して・・・。
また計算のやり直し・・・。
間に合うはずがない。
その時、タラーり・タラーりと脇から汗が落ちてきた。
大学入試は3月でまだ寒い時期、汗をかく時期ではない。
これは冷や汗だろう。
40年以上前のことでも鮮明に覚えている。

虚証の僕には、実証向きの麻黄は良くない。
そのため、麻黄を含む漢方を一日3回飲むことはない。

半分は清肺湯を混ぜたりするし、一日2回が限度。

ステロイドと抗アレルギー剤を拒否している僕にとって、麻黄は止めることはできない。
posted by ままちゃん at 10:08| Comment(0) | 漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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