もう2年ちかく闘病しているという。
最近はマンモグラフィーという乳房検査で極小さい乳癌までもが発見される。
僕の姉の知り合いで乳癌になった女性がいる。
彼女は東京に住んでいて独身だった。
もう還暦をすぎているが、乳癌はもう20年以上前に発病している。
その頃は仕事に忙しく、また市街地に住む両親の介護も重なって、治療もままならなかった。
そのまま、ほったらかしていた・・・。
それが、両親の介護が一段落して、大阪に住む妹を頼って引っ越してきた。
全然治療しなかった乳癌はもう膿が出てきて大変なことになっていた。
だが、それから5年余りが経過した。
乳癌はどうかというと、そのままである。
触っても眼で見てもわからないくらい小さい乳癌を見つけることに意味があるのだろうか?
抗癌剤・外科手術・放射線。この三つが癌治療の基本だという。
この三つとも拒否して何年も生きている人がいる。
治療をしてもしなくても2年以内に結果が出る。
治療をしたから癌が治ったとみるか、しなくても良かったとみるか?
治療を拒否したから長生きしたとみるか、治療したから寿命を縮めたとみるか?
僕の友人で前立腺に癌ができた男がいる。
今は進んだ治療法があって細い針を何本も刺して癌細胞を死滅させるのだという。
ところが、彼はCOPDを病んでいて、その治療法が受けられない。
その後の検査で癌が消えていたという・・・?
このことを何と説明するのだろうか???
全ての癌が大きくなるとは思えない。
身体の中のNK細胞なんかが癌細胞を死滅させることもありうる。
癌は早期発見で早期治療というのが今の医学常識らしいが・・・。
最近は早期に発見できるハイテクの医療機器がいっぱいある。
それで、発見された癌はラッキーなのか不運なのか???
二人に一人が癌になる時代。
見つけなくてもいい癌まで見つけてやしないか?
外科手術は身体の免疫機能がグンと低下する。
抗癌剤は免疫機能を押さえつけて転移を促進する。
放射線も癌の転移を誘発する。
松本先生の理論では、アレルギー疾患の免疫機能を抑えてはいけない。
むしろ、アレルギー疾患の患者は自己の免疫機能が低下しているとみる。
アレルギーは免疫の誤作動ではなく、免疫の活性が低下しているとみる。
低下しているが故に、免疫寛容が起きにくい。
癌患者さえもが免疫抑制剤を投与されている。
松本先生の言う「コペルニクス的発想」とは、癌患者こそ免疫賦活が大事。
「癌ができたら何もするな」という医者もいるが・・・。
何もしないではいられないから、免疫機能を賦活させる方法がいいみたいだ。
免疫を抑える医者と
免疫を活性化させる医者。
どっちは正しいかは、今時の癌の治療成績をみればわかる。
「癌は治らない」というのが医学の常識。
だから、手術・抗癌剤・放射線に頼らざるをえない。
「癌は治る」という医者はいるのだろうか?
恐らく、今までの免疫抑制剤では「治らない」ことは明白。
「外科手術と抗癌剤であなたの癌は消えました。」
喜ぶのも、つかの間、5年後に再発・・・。
よくある話だろう。
これは再発ではなくて、抗癌剤の免疫抑制効果で、違う臓器で癌細胞が成長したとも言える。
抗癌剤よりも免疫賦活方法で、出来た癌細胞も縮小したはず・・・。
僕は喘息を治したいので、最近は交感神経賦活のための漢方を飲んでいる。
交感神経は免疫機能を低下させる。
それで、喘息が落ち着いている。
が、免疫機能の低下で癌細胞が大きくならないかと心配はつきない。