2016年06月21日

断薬80日目

4月1日にステロイド吸入と抗アレルギー剤の休薬を始めて80日が経った。
休薬だけではなく、漢方をしっかり続けている。

その間、気管支拡張剤も去痰剤も一切の西洋医薬は要らなかった。
過去2年間は、ステロイド吸入と抗アレルギー剤を始めて3ヶ月ほどしてからの不具合・・・。

その一つ、食後、とくに夕食後にドバッと出る透明な痰。
それに、一日中出ている痰。
朝の痰は透明だったり黄色だったり茶色だったり・・・。
息苦しさに襲われることもしばしばだった。
気管支拡張剤のホクナリンテープや去痰剤のムコダインは僕の常備薬だった。

今では、食後の痰も出なくなった。
ときおり、痰がからんだり、咳が出たりはあるが・・・。

酸素濃度でさえ、以前は95止まりだったが、
今では97を示すこともしばしばで、瞬間的には99だったこともある。

喘息は完治したわけではなく、症状が劇的に改善している。
その原因は「漢方薬」。

ただ、それだけでは説明がつかないことがある・・・。
漢方の中の「麻黄」という生薬の気管支拡張作用が大きい。

でも、気管支を拡張するだけで、こんなにも改善するのだろうか?
僕の仮説だが、
ステロイド吸入薬か抗アレルギー剤のどちらかに喘息を悪化させる要因があるような気がする。

それは、高槻の松本先生が提唱する、「免疫を抑えるな。」という持論。
気管支喘息は気管支粘膜にアレルゲンが到達しておきる免疫反応・・・。

全ての医者の考えは、「免疫機能を抑え込んで、免疫反応を起こさせない。」という方法。
松本先生の考えは、「正常な免疫機能があれば、免疫寛容が起きるから、免疫機能は絶対に抑えない。」

前者の理論のとおりに2年間やった。
結果は、症状の改善も無く、苦しいばかりで、薬代だけが飛んでいった。

松本先生の理論とおりにやってみた。
最初は医薬と併用で7ヶ月間。
でも、一向に先が見えなかった。

漢方なんて効くのだろうかと疑った時期もあった。
ところが、医薬を完全に止めて、漢方だけにしたら、どういうわけか、改善に向かい始めた。

いい状態で今がある・・・。
勿論、完治したわけではないので油断は禁物だが・・・。
posted by ままちゃん at 07:47| Comment(3) | 喘息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
喘息でお辛い日々を過ごしていらっしゃいますね。
漢方に切り替えられているとのこと。
少し興味があります。

私は昨年から本格的な喘息になってしまいました。
ステロイド+気管支拡張剤の吸入(フルティフォーム)とシングレア(抗ロイコトリエン剤)、苦しくなると発作薬のサルタノール吸っています。
もっとひどいと、プレドニン(ステロイド錠)も処方されます。
でも、全くと言っていいほど治らないんですよ。
毎日息苦しさがあるし。ちなみに血液検査では非アレルギー体質です。でもアスピリンのアナフィラキシーを過去に2度起こしているので、元凶はアスピリン喘息だと思われます。
もうつらくて・・・
運動したり、料理の湯気吸うとかですぐ息苦しくなったり・・・
ブログにはいろいろなこと書いていますが、以下のページに喘息のこと書きました。

http://sumiremama.blogspot.jp/2016/06/blog-post_4.html

また相談に乗ってください。
よろしくお願いいたします。
Posted by すみれ at 2016年06月22日 11:06
すみれさんコメントありがとうございます。
僕も2年間、あなたと同じ薬を使い続けました。
でも、治るどころか症状が固定されてしまい、このまま死ぬまでこの薬を使い続けるのかと不安になりました。

薬を完全に止めると翌日から息苦しさがなくなり、医者の処方薬に疑問を感じ始めました。
肩が痛い時に湿布薬を貼ると喉のゼコゼコが始まりますから、僕もアスピリン喘息の傾向がありそうです。

漢方薬で誰でも喘息が完治するとは思いませんが、とにかく、ステロイドや抗アレルギー剤は絶対に止めるべきです。
僕は喘息で入院したことがないので、どこまですみれさんの参考になるかはわかりませんが・・・。

パルミコート(ステロイド吸入剤)とシングレア(抗アレルギー剤)を続けていた頃は、
ムコダイン(去痰剤)とホクナリンテープ(気管支拡張剤)は放せませんでした。
ホクナリンテープの副作用に悩まされてきたことはこのブログの何度も書きました。

ところが、パルミコートとシングレアを完全に止めてからは痰も咳もなくなり息苦しさも無くなりました。
もちろん、漢方は必須薬です。
生薬の「麻黄」を含む漢方薬であれば、気管支拡張作用があるので、安心です。

漢方薬の副作用は西洋医薬ほど酷いものではありません。
漢方は効くまでに何ヶ月間もかかるという通説は全く違うと思います。

「抗」の付く、症状を抑え込むだけの薬は止めるべきです。
ステロイドで身体の免疫力を抑え込むのも間違った治療法だと思います。

僕は「松本医院」のHPで松本先生の持論を何度も読んで納得して、見よう見まねで始めた漢方治療です。
「癌」の治療でも免疫を抑え込む三種の神器、抗がん剤と手術と放射線で苦しみながら死んでいくのです。

身体の免疫を上げることで病気は逃げていきます。
免疫力を上げるためには、「体温を上げる」ことと「酸素供給」が大事だと安保徹先生は書いておられます。
「体温」と「酸素」に貢献するのが「漢方薬」です。

すみれさんの近所に漢方を処方してくれる医者がいれば、生薬の「麻黄」の入った漢方を処方してもらってください。
最初はステロイドと抗アレルギー剤を切るのは怖いと思います。
漢方をちゃんと始めて、一日2回のステロイド吸入を一日置きに1回にしてみる。
抗アレルギー剤のシングレアを1日置きにしてみる。
これを何日間か続けてみる。
漢方を飲んでいれば、ステロイドとシングレアがなくても息が楽になるのを実感しますよ。

ただ、麻黄は虚証の人には向かないので漢方医に相談してみてください。
ちなみに、僕は虚証で麻黄は禁忌なのですが、1袋を半分にしたり3分の1にしたり加減してます。
それでも、十分な効き目があります。

今のすみれさんの投薬では喘息を長引かせるだけで治りません。
僕は喘息で医院と病院を5軒ほどジプシーしました。
どの医者も「成人喘息は治らない」というスタンスで始まり薬の処方に終始します。

すみれさんのブログもこれから読ませていただきます。

追伸:高槻市の松本医院へ行ってみてはどうでしょうか?保険が利かないようで薬代が嵩むようですが、一番の近道のような気がしますが・・・。余計なお節介でしたね、ごめんなさい・・・。
Posted by ままちゃん at 2016年06月22日 17:39
ままちゃんさん

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
やはり、今のままでは苦しさが治らないかもしれませんね。

呼吸器科は大病院ですが、近くのかかりつけの先生と連携しています。
かかりつけの先生は漢方もOKだと思います。
とても良い先生なのでちょっと相談してみます。

松本医院のHPも見てみます。

喘息の症状に加え、その不安から息苦しくなると抗不安剤も飲んでいます。
メンタルまでやられてしまったようで・・・

そんな気持ちを今日ブログに書きました。
他の記事にもご訪問いただきありがとうございます。
お返事書いてあります。

親身になっていただき本当に感謝します。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


Posted by すみれ at 2016年06月22日 20:22
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