そんときに僕も一緒に免許センターにいた。
待つ間にタバコの煙にやられた。
当時の免許センターは分煙ができていても同じフロアーを半分は喫煙、半分は禁煙・・・?
おかげで、その日の夜に息ができなくなった。
これが僕が覚えている呼吸困難の最初だったような気がする。
というか、これ以前にもあったように思うが、記憶にない。
2002年といえば、僕が50歳。
既に禁煙していた。
禁煙と引き換えに喘息様の発作が起きているということか?
4年後の2006年にアメリカのラスベガスでミュージカルを観た。
そんときに、喉の異変と痰が絡んでパニックになったことも覚えている。
しかし、行きも帰りも8時間以上のフライトで、喘息発作の恐怖感はなかった。
それはなぜか?それはまだ喘息だとは診断されていなかったからだろう。
知らないことの強みか。
タバコの煙やら燃焼産物を口から取り入れることで免疫寛容が維持されていた。
禁煙後すぐに出始めた症状が喘息様の呼吸困難。
アレルゲンの微量接種で免疫寛容を持続させるには、アレルゲンの摂取も持続が必要だ。
その7年後に、ステロイド吸入を始めている。
同時にメプチンやら気管支拡張剤やら去痰剤やら・・・。
それから7年半が経った。
7年間、少しずつ病魔が進んでいた。
その後、7年間は薬で抑え続けてきた・・・。
断薬で2年半が経った。
この7年間を取り戻すのは並大抵のことではない。
試行錯誤、一進一退、希望と落胆・・・。
諦めてはいけない。