それはどうなんだろう?
僕が今飲んでいる漢方は苦くはない。
生薬の甘草は入っている漢方がほとんどだからむしろ甘い。
松本先生の持論では、漢方煎じ薬が効くのは、この「苦味」のせいだという。
この「苦味」が免疫を賦活するのだそうな・・・。
ポリフェオールが免疫にいいというので、苦いチョコレートを食べている。
この苦味がポリフェノールらしい。
コーヒーの苦味もいいらしい。
昨日はドリップコーヒーをブラックで2杯飲んだら、胃に来た・・・。
「苦味」が身体にいいとは思いもしなかった。
そういえば、最近の野菜は甘いものばかりだ。
こんな野菜でが身体にいいとはね・・・?
野草を摘んで食べてみると、いかに苦いかがわかる。
この「苦味」を「アク」と言って、避ける傾向にある。
湯がいて「アク」抜きをしてから食べるのがいいとは料理番組での常識。
野菜をたっぷり食べても便秘やら癌を避けることはできない。
それは、苦味の無くなった野菜には免疫を高める効果はないから・・・。
「春の七草」が春に向かう木の芽時に身体を元気にする。
これは長年の人間の智恵だろうか?
植物は天敵や災害や紫外線から身を守ることができない。
それ故に、体内に毒素を持つ。
これが「苦味」である。
トリカブトは猛毒だが、微量であれば生薬にも含まれている。
そう考えれば、今の僕たちの食生活は甘い物ばかりに取り囲まれている。
冷水浴で「ヒヤッ」とすることで身体が反応して喘息の改善にいいといわれる。
これも同じ原理か?