その理論は、西洋医薬の引けをとらないくらいの「漢方の気管支拡張作用」だという。
確かに、漢方薬の「麻黄」という生薬がその効果を発揮する。
麻黄に含まれるエフェドリンという物質は交感神経を活発にさせる作用がある。
西洋医薬の気管支拡張剤としては「ホクナリンテープ」がある。
僕はよく愛用していたし、最近では子供の風邪にも処方される。
だが、このテープを胸に貼ると呼吸が楽になる反面、副作用に苦しむ。
交感神経の賦活で、胸焼けやら心臓バクバクやら・・・。
そのせいか、連続して使うことはなかった。
今度は、麻黄の入った漢方でも、そのような副作用を感じることがある。
この1年間、この漢方を飲み続けている。
ホクナリンテープほどの胸焼けはないが、何か不安な気分はある。
オシッコが出にくいことを最近は感じる。
僕の心拍数は60くらいだったのが、最近は80くらいはある。
これは明らかに副作用だろう。
松本医院では漢方薬を長年に亘って処方している。
患者さんの手記を読んでも、副作用らしきものは見当たらない。
クラススイッチでアトピーで皮膚が痒いとか、
ヘルペスの症状くらいだ・・・。
もう、明日で丁度1年になる。
このまま、続けてもいいものだろうか?
息が出来ない苦しさに比べれば天国だが・・・。
おそらく、松本医院で処方される漢方でも同じだと思う。
ならば、量を調整するしかないだろう。
微量漢方と言う手もある・・・。
西洋医薬に比べれば、格段に楽な副作用ではある。
なのに、何故に医者は漢方薬を処方しないのか疑問は尽きない。