新薬の効き目を試すのに使う。
患者はどれが偽薬かを知らされないで飲む。
ほとんどで、偽薬でも本当の薬ほどの効果があるという。
過敏性腸症候群の人に、「これは偽薬です」と言って飲んでも効くという。
何故???
僕は喘息の発作時にはメプチンを吸って、ホクナリンテープを貼って、
ムコダインを飲んで、フスコデも飲んで、それでも怖くて夜間の病院へ行く。
ほとんど、病院へ着く頃には呼吸は安定している。
それは、僕の喘息が重症ではないからだろう。
でも、発作で息が出来ないことが続けば死ぬ。
最近は息苦しくなることが多いので気弱になっている。
これで痰がからめば、西洋医薬、ステロイドの再開だろうか・・・?
メプチンを吸って息が改善するのなら、あなたは喘息ではないと言った医者がいる。
何故にそんなことを僕に言ったのか真意はわからない。
息が出来ないほどの発作時。
息が吸えないときにどうしてメプチンを口に当てて吸えるんだろうか?
もうパニック状態で、どうやって薬が気管支に入るんだろうか?
ホクナリンテープだって即効性はないらしいが・・・。
狭くなった気管支に痰が詰まって窒息死するのが喘息だと言われる。
たしかに、痰が絡み始めると、「発作」の二文字が頭をよぎる。
癌の早期発見・早期治療が叫ばれている。
発見すると、手術・抗癌剤・放射線の三本柱。
発見が遅れると死期は近い。
でも、早期に発見して上記の医療で苦しみながら死んでいくのはいかがなものか?
癌の告知はいまでは当たり前だが、その一瞬から苦痛が始まる。
癌だとはしらないでいる一生のほうがいい。
見つかった時はもう手遅れであっという間に死んでしまったということもよく聞く。
それはそれで・・・。
プラシーボが効くという事実は何を意味するのか?
患者の顔を診るのもそこそこにPCに向かって薬を処方するだけの医療。
患者の手に触れる、舌を診る、喉を触る、話を聴く。
これらのことを今の医者は一切しない。
薬で半分、会話で半分は治るものだと思う。
喘息でかかった医者は4人。
だれも真剣には聴いてくれなかった。
逆食との関係、鼻炎との関係に言及する医者はいない。
それぞれ専門分野が違う。
でも、僕の身体は一つじゃないか・・・。
プラシーボが効く理由は「期待感」だという。
そう、この「期待感」は大きい。
僕も今まで、思いついた方法に期待が持てるときはワクワクする。
これで喘息が完治するとまで誤解する。
でも、その方法を履行している時は幸せだ。
もっとも、効果がなかったときには逆に落胆は大きいが・・・。
僕の気管支は狭くなっている。
この狭くなった気管支を広げる薬はある。
副作用なしに気管支が永遠に広がる方法はないものかと模索中だ。
メプチンがプラシーボだとすると気管支狭窄で死ぬはずもない。
わからないままだ・・・。