だが、その野菜が昔の本当の野菜とは違っているとしたら・・・。
家庭菜園が盛んで、スパーでもホームセンターでも種は安く買える。
しかし、その野菜の種がF1という子孫を残せない種だったら・・・。
見てくれの良いきれいで形が整った野菜しか店頭には並ばない。
自分で野菜を作ってみれば解ることだが、半分以上は形が不揃いだ。
これでは農家が儲からない。
そこで、F1というものが台頭する。
この種は遺伝子組み換えに相当するもので、花が咲いても雄しべがないらしい。
そんな野菜を食べていれば、男の精子に影響するのは必至。
昔は1億5千万だった精子の数が最近では、4千万にまで減ったという。
これでは、不妊治療が大儲けするはずだ・・・。
事実、僕の長男の子供達だって試験官ベイビーだ。
セックスレス以前の問題で、彼らには罪はない。
電磁波で痛めつけられて、食べ物でF1の野菜、ホルモンと抗生物質塗れのお肉。
米は除草剤で、店頭に並ぶお惣菜は添加物の塊・・・。
野菜くらいは自分で有機栽培のを食べたいものだが・・・。
これも、F1では何をかいわんや・・・。
F1以外の本当の種を売る真摯な種屋さんが埼玉県の南にある。
そのHPを読んでみると、本物の種を生産するのは大変な時間と労力がいる。
それで、生産者は80歳を越えている。
だが、本物の種を取ろうと植えても、隣の畑から遺伝子組み換え野菜の花粉が飛んでくる。
基本的には、植えてからほったらかしでいいらしい。
雑草と交雑することもないので、草も生え放題で、野菜の花が咲くまで待つ。
こんな生産性効率の悪い方法では食べていけないだろう。
でも、この効率の悪さが人類には必要だろう。
効率が悪くても、年金暮らしの老人たちが始めればいい。
僕だって、土地さえあれば始めてみたい。
F1ではない野菜はないものか?
種で植える野菜以外は・・・。
ジャガイモは芋を直接植える。
サツマイモも茎を植える。
ハヤト瓜も実を植える。
葉物はダメだ。
こうやって、食べる野菜を選んでいくしかない。
若い人達が目覚めて、始めるなければ、どうにもならない。
定年後に田舎に移り住むのもいいが、20年後には介護される側に・・・。
とにかく、若者が立ち上がらなければ始まらない。