それでも僕は治そうとして、医者通いをやめた。
収集する情報はネット検索とアマゾンの本。
その中で出会った事実がある・・・。
医者にかかっても治らない病気は喘息だけではないことがわかってきた・・・。
夏井睦先生は、ご自分のアトピーや花粉症が薬では治らないことを実感。
本間龍介先生は、ご自分の疲労が薬では治らないことを実感。
江部先生は、ご自分が糖尿病になってはじめて、糖質制限の有効性に気づく。
溝口徹先生は、ご夫人のめまいが薬では治らないことを実感。
藤川徳美先生は、ご自身の疲労が薬で治らないことを実感。
溝口先生はご夫人の病気を治そうとして、祈祷師に高価な石だか水だかを買わされたという。
そこまでして、病気を治そうとする、その意欲に敬服する。
また、そんな医者としては恥ずかしい過去をオープンにされる真摯な態度にも敬服。
それぞれの先生方は、それぞれに自らの医者としての無力を実感する。
探究心が、病気の原因を突き詰める。
医者としては診察して薬を処方すれば役目は終わる。
だが、自身や身内の病気は別だ・・・。
ここからが、本当の医者かどうかの分かれ目。
日々の診療に追われて忙しい毎日が過ぎていく。
だが、収入は想像以上に多い。
今度はベンツにしようか、それともBMWかレクサスか・・・。
学会に足しげく通い。
論文も書けば読まなければならないし・・・。
たった一人の自分の病気が治らないことに疑問が湧いてくる。
だが、それを無視して収入に励む医者がほとんどだろう。
彼らが自身の診断治療で完治させる。
結果を本にすると壮絶なバッシングに会う。
パラダイムシフトというらしい。
今までの医学の常識が通用しないほどの新しい常識。
ガリレオの地動説のように最初はバカよばわりされる。
それから、反論が世間を賑わす。
その後は、静かに万人が認めることになる・・・。
高齢者がレジ袋一杯の薬を処方される現実に疑問を抱く人は多いのに・・・。