千日回峰を成し遂げ、9日間の苦行にも耐えられた大僧。
この方は子供の頃から喘息に悩まされ、中学はほとんど出席していないらしい。
中学卒業とともに比叡山に入る。
少年にとっては日々が苦行だったろう。
3年目にして喘息が治った。
小児喘息だから生活スタイルがガラッとかわって治ったのかもしれない。
だが、死ぬほどの修行に耐えるほどの身体になっていった・・・。
その基本は粗食・少食・勤行・歩きだけ。
これだけのことがいかに難業であるか・・・。
喘息を治すために、色々な手段・方法・療法がある。
玄米菜食・断食・パレオ・MEC・糖質制限・・・。
試行してみて、肉食はあまり良くない。
やはり、菜食と粗食がいいみたいだ。
「いいみたい」というのは僕が続けたことがないから。
今回は真剣に考えてみよう。
永平寺の雲水さんだって、脚気になるほどの粗食で生き抜く。
座禅・座禅・座禅・・・。
「無」である。
あれだけの食事で何故に行きぬけるんだろう?
要するに、僕達は食べた食事を消化吸収するのに相当なエネルギーを使っている。
少食でも食べたものを全部効率よく消化吸収すれば要らない物はなくなる。
腸内細菌だって食物繊維を有効に使ってビタミンを合成する。
最初は脚気にやられてもそのうちに治るのだという。
一汁一菜で、麦飯に沢庵にごま塩と味噌汁だけの一日。
麦飯やたくあんにどれだけの栄養があるのか?
栄養学と言う学問では理解できない。
千日回峰行や9日間の苦行や8日間の護摩修行だって、常人なら気が狂うか死ぬかだろう。
医学なんて入る隙間もない・・・。
これと同じことはできないが、粗食や菜食はできそうだ。
ご飯は茶碗に半分、オカズは2品、味噌と醤油を使おう。
塩もゴマも大事。
肉はどうだ?
殺生を嫌う仏教では動物食はご法度。
我が家で肉食を止めたら、妻は心配する。
プチ肉食にしよう。
スクワットに冷水浴に座禅を加えよう。