甲田医院はご子息が後を継いでおられたが、今では閉院している。
悲しいし寂しいがこれが現実。
あれだけの多くの難病患者を救ってこられたのに後継者がいなかった。
何故だろうか?
現代の医学とは真っ向から反対する理論でも、結果からは素晴らしいのに・・・。
半世紀以上前の医学のパラダイムシフトだった。
あの頃にインターネットがあれば、世界中に広まっただろう。
youtubeで甲田先生の講演を観ていた。
筋ジスの子供にも玄米菜食で治している。
ゲップばっかりしていた子供が玄米菜食でゲップが出なくなってオナラが出始めたという。
僕も菜食にしてからはオナラ100発でゲップが出なくなった。
上から出るものが下からちゃんと出始めた証拠だという。
ゲップが出るときは噴門が開くから、ゲップが止んでオナラが出ることは歓迎できる。
僕の腸も治ってきているのかもしれない。
それと、甲田先生は一日1食で、玄米粉と生野菜だけだという。
ただ、お茶を含めて水は一日に3リットル飲むという。
飲水療法はここでも生きている。
それと、自分の病気を治そうとして少食にしようとしても何回も挫折したという。
でも、食べるものは全部が生き物だと考えれば、殺生したくない心が生じてくるという。
植物だって生き物だから、食べるなら少しにしようと考え始めた。
それからは少食も断食も苦にならないという。
話の中に永平寺の雲水さんの例を挙げられていた。
それと、腸内細菌や短鎖脂肪酸のことにも触れている。
博識には驚いた。
食事が1回だけで時間は有り余るから知識や情報の収集は凄かっただろう。
朝は4時に起きて午後7時までは何も食べない・・・。
しかし、後継者がいないという現実がどうも受け入れることができない。
石原先生の伊豆療養所もいつかはそんな運命だろうか?