太ったためしがない。
痩せていることに劣等感がつきまとっていた。
若いときも太れなかった。
33歳で胆嚢を切除した。
消化不良が定着した。
だが、45歳の時には体重が72キロになった。
生涯で一番の体重だった。
今から思うと、その直後に体調の変化を来たした。
夜中にオシッコに起きると踵が痛くて歩くのも容易じゃなかった。
この痛みは不思議と夜中だけだったから、気にも留めなかった。
突然後頭部を殴られたような痛みに襲われたことが2回ある。
その後はなくなったので忘れているし気にも留めない。
就寝中イビキが酷く、呼吸が止まっていると娘に言われたことがある。
一時はウエストが88センチにまでなった。
その直後に「胸焼け」「喘息」「うつ」に襲われ始めた。
真島先生によれば、全ての病気は動脈のプラークが原因だと言う。
痩せていた頃は、摂取エネルギーよりも代謝エネルギーが上回っていたのだろう。
それが反転しだした頃から身体の不調が始まったようにも思える。
僕自身は体重が増えて嬉しかったので、おかしいと気づきながらも何の対策も打たなかった。
子供の頃も、赤痢やら栄養失調やらになったが今流行の子供の生活習慣病なんてなかった。
太っていた弟が小児喘息だった。
太るということは代謝エネルギーより摂取エネルギーが上回ることだと思う。
必然的に体内に余分な栄養が蓄積する。
血管にも溜まるだろう。
見かけは健康優良に見えるが、突然死にまっしぐらかもしれない。
真島先生の本で考え方が180度変わってしまった。
MEC食なんて怖くなった。