2019年08月03日

葬儀は誰が決める?

今週の水曜日に知人が亡くなった。
病院に搬送されてから4日。

その方は僕と同い年。
奥さんがカトリックでフィリピンの人。

本人は2年半のカトリックの勉強の後、4月に洗礼を受けた。
10日ほど前に堅信式があった。
その堅信後10日で亡くなったことになる。

昨年の5月に僕達の家でバーベキューをやった。
その時に、彼が「僕は急いでいるので早く洗礼されたいのですが・・・。」
しかし、洗礼までの道のりは長かった。
その間に彼の視力が急速に悪くなった。

カトリック信者が亡くなれば、教会で葬儀になる。
亡くなったその夜には神父さんが家でミサを開いた。
大勢が狭い家に集まった。

が、しかし、彼の親族が仏教の葬儀を手配した。
彼が糖尿から透析になっても一度も見舞いに来たことがなかった親族が勝手に決めるとは?
奥さんはフィリピン人で日本の仕来りには疎い。

でも、予約された葬儀場の予約がいっぱいで4日間は空かないという。
それで、お通夜が5日後で告別式がその翌日に決まった。
その間、この猛暑のなか、家でドライアイスで冷やすらしい。

本人の意思でカトリックの洗礼を受けても、死後はその意志が叶えられない。

そこで、僕の場合も考えておかないといけないと思った。
僕の妻は日本国籍を取得したが、僕の死後はどうなるだろう?
ちゃんと書いたものを残すか、長男に僕の意思を告げておかないといけない。

僕の生家は仏教だ。
僕は結婚とともにカトリックの洗礼を受けている。
もう35年前のこと。
堅信は日本でした。

勿論、死んだら、家でお通夜で翌日に出棺でお骨にしてもらう。
その後、教会でささやかな送る会でいい。
お墓はまだない。

両親が眠る大津市の墓地がある。
同じところに姉の夫のお母さんとお父さんのお墓がある。
そのお墓は誰が入ってもいいように書かれている。
僕はそこでいいと思っている。

事実、今の日本のお墓の形態は変わりつつある。
子孫がお墓を守るということは期待できない。
でも、せめて僕の意思どおりに神父さんから天へ召されたい。
posted by ままちゃん at 13:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: