2019年08月30日

害虫と益虫

僕の知り合いの女性で大腸癌で人工肛門の人がいる。
これまでどれほどの苦しい人生だったろう。
今でも癌に脅えながら大変な生活だろう。

その女性は敬虔なクリスチャンだ。
先日、その女性と一緒にある家の庭にいた。
その庭は草ボウボウで、バッタがいくつも見受けられた。

歩くとバッタが飛んで逃げるのがわかる。
僕はその1匹を掴もうとしたがなかなか掴めない。
僕が歩けばドンドン逃げるので庭の隅へ飛んでいった。

それを見た彼女が、「そんなもん、踏み潰せばいいよ。」と言う。
「それは可愛そうだ。」と僕。

その庭には野菜が植わっているわけでもない。
そこではバッタは害虫でもなければ益虫でもない。
なにも殺さなくてもいいではないか?

苦しみ受け、今も闘病している彼女。
しかも敬虔なクリスチャン。
何故?バッタが邪魔なのか?

我が家の庭に妻がサツマイモを植えた。
バッタが葉っぱを食べる。
沢山植えたので、少しくらいは食べられてもいい。
我が家の庭はバッタで一杯だ。

最近は圃場も後継者不足で草ボウボウだ。
昔のようにキリギリスやバッタを見ることも少ない。
いや、ほとんど見なくなった。

除草剤のせいだろう。
ホームセンターで誰でも手に入る。
ベトナムで米軍が使った枯葉剤と同じものがホームセンターで買える。

人の有害な昆虫が害虫。
有益な昆虫が益虫。
人から見て得か損かで決まる。

自然界では人は唯の一種類の哺乳類だというだけだ。
これまで、人がどれだけこの地球を汚してきたか・・・。
僕達の食べているものはどれだけ汚染されているか・・・。

害虫も益虫もみんな一緒に生きている。
浅はかな人間の小さい考えで、生きとし生きる者達を排除してもいいわけがない。

安全な食べ物を探してもどこにも見当たらない今日この頃・・・。
posted by ままちゃん at 07:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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