姉と言っても異母兄弟の一番上の姉。
年齢は80歳を超えている。
妻は8人兄弟。
上の4人と下の4人の母親は違う。
妻は下から2番目。
上4人のうち、2番目は乳癌で、次が心臓麻痺で、次が脳梗塞で既に他界している。
今回の姉は長くアメリカ住まいでアメリカの市民権も持っている。
5月に妻が帰省したときには元気に会っている。
妻が日本に帰国した後で倒れた。
脳梗塞だった。
2ヶ月に及ぶ入院。
気管切開で人工呼吸。
費用もかさんで、皆が「もういい加減、お姉さんがかわいそう」と言い出した。
でも、病院で看病する娘には伝わらない。
アメリカから年金を支給されているが、アメリカ国外では医療費の補助はない。
気管切開する時に、「やめたほうがいい。」と忠告したのが僕。
一度気管切開すると中断できない。
お姉さんがかわいそうだった・・・。
僕の父親も胃婁のときに躊躇したが、医者が「延命ではない」と断言した。
結果的には「延命」だった。
父親にとっては辛い日々だったろう・・・。
お姉さんは早くそのときが来て良かったとも思う。
召されたのだから・・・。