近いといっても車で10分弱。
朝は8時から開院で、午後は2時から診てもらえる。
ネットで探して見つけた。
ホームページはないが地域電話帳のサイトに記載がある。
なんと、英語でもポルトガル語でもいいらしい。
行ってみてビックリ。
なぜビックリかというと・・・。
待合室が古臭い。
→新しくても古くても病気が治ればそれでいい。
輸液の段ボール箱に本が入れてある。
→どうせ本を読む人はあまりいない。
エアコンは効いているが扇風機が2台回っている。
→エアコンを嫌う病人もいる。
初診でも記入する紙を持ってこない。
→どうせ問診で訴えるので予めの記入は不要。患者の負担になる。
後でわかったことだが診察券もない。
→毎月保険証の提示を求めるなら、診察券はいらない。財布の中で邪魔。
薬も院内で処方。
→支払いも薬も一回で済む。薬剤師のい要らない会話もなくてスッキリする。最高。
つまり、昭和の匂いのする医院。
患者にとってはいい病院だと思う。
診察室では紙の古いカルテに記載。
物静かな先生で、僕よりも1歳年が上。
ドクターの前にも後ろにもコピーやら何やらの書類が雑念と山積み。
どうして片付けないのだろう?
パソコンもない。だがパソコンで病気が治るわけではない。
開院は昭和63年。昭和の最後の年。
だが、診察は丁寧で、問診でこっちの言うことを全部聞いてくれた。
僕の希望通りに漢方薬を処方してもらった。
漢方がいいというわけではないが・・・。
他院では、症状が増えればまた薬が増えるという悪循環。
薬の副作用でも苦しんでいる僕にとってはありがたい。
喘息は好酸球が関与していてステロイドの吸入が基本だと釘を刺された。
聴診は至極簡単。
呼吸器専門医なら「大きく吸って、大きく吐いて」なのに・・・。
ちょっと心配だが・・・。
レントゲンは何回も撮っていて肺に問題はないことを言う。
血液検査のために採血。
同じ町内にこんな医院があったことに気がつかなかった。
この町に住み始めて20年になるが・・・。
とにかく、信じてみよう。
今までは医者に対して疑心暗鬼だったから。