腹部に鈍痛が続いて、超音波検査で、「胆嚢に何かがあります。」との診断。
その「何か」は切ってみないとわからないという。
当時、僕は東京の目黒に住んでいた。
妻子は海外に残しての単身赴任のような生活だった。
職場に近い中野総合病院で、開腹手術で胆嚢を全部取った。
当時はまだ内視鏡手術はなかった。
手術直後は食べ物で下痢をしていたが、今では忘れているくらいだった。
胆嚢は胆汁を溜める袋。
食べ物の脂質を乳化して消化しやすくするのが胆汁の役割。
胆嚢で濃縮した胆汁が一度にドバットと出る。
僕の場合は胆汁が24時間出続けている。
十二指腸から胃を経て食道にまで逆流するというから恐ろしい。
就寝中ももちろん出続けている。
これが逆流しないはずがない。
就寝中は小腸には食べ物はない。
小腸は空っぽ。
食べ物が少しでもあれば、胆汁はそれに吸収される。
空っぽの小腸には胆汁が入り込むスペースはほとんどない。
それで、胃の幽門部から毛細管現象で胃に逆流する。
胆汁はアルカリ性だから、それに対抗するように胃酸が出る。
胃酸過多・・・。
これで、僕の逆食が悪化する原因がわかる。
昼間は重力の法則で胆汁は腸へ落ちる。
夜間の咳き込みや痰のからみで喘息発作が起きる原因になる。
胆汁は苦いらしい。
思えば、発作時の痰はいつも苦い・・・。
出続ける胆汁を止めることはできないし・・・。
解決策はないものだろうか?

